日々徒然

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『9'ON』に関する諸々


ニコニコ動画に、PIROPARUさんとのコラボ作品しました。
VOCALOID小説派生曲、あさのあつこ先生の『NO.6』をモチーフにした作品になります。

【9'ON】ニコニコ動画



【歌詞】※()内は歌詞の読み方です


9'ON(クオン)

作曲・編曲:PIROPARU
作詞・動画:多英子
歌:初音ミク&GUMI
------------------------------------------


理想なんてとうに歪んで
いつしか此処は鳥籠だ
盲目なぼくらを嘲笑う
きみをずっと待っていたんだ

かくして舞台は幕を開けた
数多の幻想(ゆめ)さえ霞むほどの
現実(リアル)でぼくを魅せてくれ
継ぎ接ぎな造花の言葉を
捨ててしまえるほど強く

慣れない痛みを引き摺って
振り向かない背中を追った
伸ばした手は届かないのに
笑い合えるのはなんで?

気付いたんだ
失えやしないこと
どうしようもなく非力なぼくは
いつだってきみに生かされている

歩んだ過去を研いだナイフで
断末魔を響かせたいのに
優しい麻薬が見せる理想(ゆめ)
溜め息の雨 首筋の殺意
盲目はなのはどちらだった?

慣れない希望(あかり)が身を焼いて
振り払っても消せない残像
ゴミ捨て場で立ち竦み
さよならすら言えやしない

解ってたんだ
失えやしないこと
どうしようもなくばかなあんたに
いつだって救われていたのは

壊れ果てたこの世界で
**(ぼく/おれ)の為に流れる涙が
狂おしいほどに
『   』(愛しいんだ)

どうしようもなく愚かなぼくは
いつだってきみに生かされる

解ってるよ
追いかけるだけじゃどこにも行けないから

帰り道なら踏み潰した
交わした約束
止まらない
すべてを背負って進むんだ

壊れた鳥籠
いつかの未来図
愚かなぼくが創る世界で
きみの手を取れたなら
振り向いたその瞳は
揺らいでくれるのだろうか

------------------------------------------


以下は、『9'ON』について、いろいろと思うところをつらつらと書いていこうと思います。かなり散漫としていますのでご注意。
ちなみに。PIROPARU君視点の制作秘話はこちら。合わせてどうぞ。
サイト→http://piroparu.com/
の、ブログ→http://piroparu.blog42.fc2.com/blog-entry-59.html

モチーフにしている小説、『NO.6』のネタバレ等が含まれる部分は白字にしてありますので、任意で反転してご観覧くださいませ。


【制作の経緯】
2011年の下半期、考察やら原稿やらで、私は私を丸っとNO.6に捧げておりました。
原作もアニメも本当に好みで、大好きです。
日増しに募る愛情を抱えながら、「この愛を漫画以外の新しい形で表現出来たりしないものか」と、考えました。
そこで、これまでも一緒に作品を作ってる音屋のPIROPARU君に、ダメもとで「私の書いた歌詞で、NO.6をイメージした曲を書いてくれないか」とお願いしてみました。
PIROPARU君はNO.6のアニメも見ていて、結構気に入ってる様子(具体的には「世界観好み」とか「紫苑とネズミの会話劇が好み」とか、「ネズミ格好いい惚れる」とか言ってた)だったのでした。
彼と私は趣向や思考がとても近く、好きな作品も被ります。
何より制作に対する姿勢が誠実で、きっと『NO.6』という作品にも真摯に向き合ってくれるはずでした。なので、もしお願いするならPIROPARUさんしかいないと思っていました。
PIROPARU君が快く快諾してくれたので、私はその日の勢いで書いた歌詞の第一稿を次の日に送ったり(笑)
お互い別の制作もあったので、少し間が開きましたが、その後曲を作るなら原作も読まないと、というこということになり…ちなみに私のNO.6の原作は、情報整理やら考察やらに酷使した仕様でこんな有様なんですが、↓




まあ、そのまま送りました。
PIROPARU君は私が貼りまくった付箋に込めたもの汲んで、原作をとても深く読み込んでくれまして、無事NO.6廃人製造一丁上がりでした。
計 画 通 り (`・ω・´)
落ちた後のPIROPARU君は凄かったです。
2人で、NO.6について語りまくり、昔の少年漫画のような熱血なやりとりをして士気を高め合いました。
というわけで、本作は、そんな私とPIROPARU君、NO.6廃人×2が頑張った楽曲+PVになっております。


【歌詞について】
歌詞中に、NO.6の原作の台詞や描写の引用はしていません。
とはいっても、もちろん、言葉選びや表記等は原作やアニメを意識しているのですが。
NO.6には、好きな台詞や表現、シーンが多すぎて、その中から選び出すことも、それを歌詞として短い言葉でまとめることも無理でした。
漫画はよく描いていますが、歌詞を書くのははじめてです。長々とつらつらとした「文章」にできない分、単語のひとつひとつにたくさんの意味を込めたつもりです。
『9'ON』の歌詞は、『NO.6』そのもというよりは、私が『NO.6』から読み取ったことを再構築したものになっています。
紫苑とネズミの関係、お互いにとって、お互いがどういうものであるか。そして、物語の舞台であるNO.6という都市について、スポットを当てたつもりでした。
言葉選びや表現について、詰め込んだものはたくさんあるのですが、長すぎるのでここで書くのは止めておきます。
各々に解釈していただければと思いますが、もし、どうして「こういう風な言葉にしたのか」みたいな疑問等がありましたら、ここのコメント欄か、ツイッター(@0000taeko)にお気軽にどうぞ。熱烈な返信をします。(笑)


【タイトルについて】
そんな歌詞の事情も含めて、「『NO.6』をとある(この場合は私とPIROPARUさん)角度、視線から見た作品」、という意味をこめて、元のタイトルを180度回転し、『9'ON』としました。
****
その際、『.』を反転しても『'』にはならないのですが、『'』の記号は、キーボード「7」をShiftキーを押しながら打つと出る、というところから、NO.6最終巻の物語後に生まれる新しい都市のイメージを込めました。
****
9'ONの読みである「クオン」は、表記の英数をもじった読みと、
【久遠】〔仏〕時の無窮なこと。久しく遠いこと。「―の理想」(広辞苑第6版)
という言葉の音で、***最終巻の最後の言葉の、遠い思い出を語るような口調と絡めています。
***

【曲について】
私の書いた偏屈な作りの歌詞を見事にまとめ上げてくれた凄い人、PIROPARU君です。どうか彼に拍手を。賞賛を。
PIROPARU君の、「この曲は生音にしたい」という熱望から、エレキギターとアコギは、PIRO君自身がひぃひぃ言いながら弾いてました。
アコーディオンやピアノ、効果音的等々、PIROPARU君がNO.6をイメージした音楽的な伏線や演出がたくさん盛り込まれています。どうぞ探してみてくださいね。


【動画について】
実写寄りとキャラクターイラスト寄りの2パターンの案があったのですが、やりたい演出の数々がイラストの方が都合が良かったので、イラスト寄りにしています。
ビジュアルはアニメのデザインを借りず、原作から私が勝手にイメージしたものになっています。
私は原作はもちろんアニメ版のNO.6も本当に大好きで、アニメのビジュアルも大好きなのですが、好きだからこそ、原作寄りの展開を意識して書いた歌詞のPVにはアニメビジュアルはお借りできませんでした。
しかし、アニメの秀逸な伏線の張り方や暗喩、演出等を、かなり参考にさせていただきました。
歌詞にも動画にも、大量にギミックを仕込んでいます。
よろしければ、是非いろいろ考えてみてください。(こちらも、もし質問等がある場合は、歌詞のところで書いた連絡先にどうぞ。)
そして、今回初めてAfter EffectsでPVを1人で全部作りました。
今までは自分の脳内構成通りに荒く組んだら、調整や歌詞入れはPIROPARU君にバトンタッチしていたので、「全部」自分で作ったのは初めてでだったのです。

死ぬかと思いました。

動画師の方って…すごいですね…(白目)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

まだまだ語りたいことは多いのですが、胸がいっぱいでまとまらないので、今日はこの辺にしておきます。後日追記するかもしれません。

とりあえず、今は、この動画を無事完成させることができてほっとしてます。
PIROPARU君とならきっとできるとは思っていましたが、別次元で、なんだかずっと終わらない気もしていました。
曲も、動画も、制作がとても楽しかったです。そしてすごく頑張りました。
愛も、労力も、技術も、精一杯を込めに込めました。
見ていただけた方に、少しでも何か残るものをお届けできていれば幸いです。


■すぺしゃるさんくす■
景ちゃん 里緒さん 燕さん、このりさん 葉ちゃん NO.6クラスタの面々
もなかちゃん うさこちゃん ロリPさん 谷屋さん 
考察とか、相談とか、応援とか、ご指摘とか、みなさんありがとうございました!!

そして、この動画を視聴してくれた方々に、精一杯の感謝を。

最後に、『NO.6』という素敵な作品を生み出してくださった、あさのあつこ先生、アニメスタッフの皆様、漫画版関係者の皆様、『NO.6』に関わっておられる、全ての方に敬愛の念を込めて。


6月9日 多英子 拝

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